8月25日から応募登録が始まった Pepper App Challenge 2017 Autumn。
今回のコンセプトや審査基準などをソフトバンクロボティクスの担当者 猿田晋也さんが説明するイベントを2017年9月6日(水)に行いました。
その様子はYouTubeでもご覧いただけますがここでは説明のダイジェストをご紹介します。
Pepper App Challenge 2017 Autumn に興味がある方はぜひご参考としてください!
なお、この記事ではご紹介していませんが、説明会の後半では過去の Pepper App Challenge の受賞者や決勝進出者によるライトニングトークも行っています。
応募作品の制作のヒントが盛りだくさんなので、YouTubeでご覧ください。
スケジュールと応募プロセス
これまで応募締め切りは「10月下旬」とされていましたが、説明会では具体的な締切日が発表されました。
応募締め切り:2017年10月25日(水)
また、応募プロセスについても説明がありました。
今回はいきなり作品を応募することはできず、まず応募の「事前申請」が必要となります。
「事前申請」後、応募についての詳細や企画書のテンプレートが送られて来ます。
まだ応募するかどうか決まっていない方も詳細を知るためにまずは気軽に「事前申請」してみることをお勧めします。

テーマ
今回の Pepper App Challenge のテーマは「ロボットも最新技術を求めている」です。
発売されてから3年を経たPepperですが、その間にロボットと親和性の高い技術がとても進化しました。
これらの進化した技術の中でも AI と IoT が今回の重要なテーマとなります。
賞にも「AIソリューション賞」「IoTテクノロジー賞」が用意されているのでぜひ活用したロボアプリを作成してみてはいかがでしょうか?
猿田さん個人の見解としては、前回の Pepper App Challenge ではアプリの運用実績などが求められたため実際にアプリやソリューションを提供している法人デベロッパーがとても有利となっていましたが、今回は「最新技術」がテーマであるだけにスタートラインは企業も個人も一緒。むしろ好奇心の強い個人デベロッパーの活躍が期待できるとのこと。AI や IoT に個人的な興味で慣れ親しんでいる方はチャンスかもしれません。

FAQ、質疑応答
説明会の最後には FAQ の紹介と質疑応答が行われました。
FAQはこちらに掲載されていますのでご参照ください。
- Q: すでに発表済みであったり、商用展開しているアプリも応募は可能ですか?
A: 応募できます。 - Q:1つのアプリをソリューション毎に別作品として応募することはできますか?例えば1つのアプリを「病院ではこう使う」「学校ではこう使う」といった形で分けて2作品として応募することです。
A: エントリーすることは自由です。 - Q: 提供されているAPI以外を利用しても良いですか?
(※編集注:ペッパソンなどで提供されるAPIのことだと思われます。Pepper App Challenge として提供APIは定めていません)
A: もちろん利用できます。 - Q: IBMのワトソンのような有料のAPIを利用しても大丈夫ですか?
A:大丈夫です。 - Q: Pepper のレギュレーションでは機体にモノを貼り付けたりすることはNGです。ですが、IoT連携のためにセンサーなどをPepperに貼り付けることはあると思います。レギュレーションに反しているから審査対象外、とはなりますか?
A: 大丈夫です。むしろ、Pepper本体に足りていない要素を考えるうえで価値があると思います。 - Q: IoT 機器を Pepper に貼り付けたりした場合に Pepper のセーフティーをオフにしないとうまく動作しない場合があります。セーフティーをオフにしたアプリも大丈夫でしょうか?
A: Pepper App Challenge という文脈においてはセーフティーを解除したアプリも審査対象となります。 - Q: Pepper が複数台必要であったり、高価な周辺機器であったりするような現実には展開が難しいアイデアもアリですか?
A: そういったアプリやアイデアも審査対象となります。 - Q: デモに広いスペースが必要なアプリも大丈夫でしょうか?決勝大会のステージやデモ展示スペースの都合上、広いスペースを使うアプリは決勝に選ばれにくいのでは?
A: たしかにスペースに限度はあるが、作品の内容をみて展示スペースなどは検討します。
アトリエ秋葉原では説明会だけでなく、Pepper App Challenge に応募する方を応援する企画やイベントを多数ご用意する予定です。
詳しくはPepper App Challenge 2017 Autumn 特設ページをご覧ください。
また、こんなイベントや企画をやってほしい、というご意見も歓迎です。思いついたことがあればぜひスタッフまでお声がけください。