今回はPepperアトリエ秋葉原で2017/11/29に開催されたPython初心者向けハンズオン with Pepperのレポートです。
今回の講師はPythonエンジニア養成読本の共著執筆や、PythonによるWebスクレイピングの技術監修を行なっていてPython界隈で活躍されている嶋田健志さんが担当してくれました。
ソフトバンクロボティクスの村林圭子さんからオープニング挨拶
今回は機械学習やロボティクス文脈で話題のPythonをフックにPepperに触れるディベロッパーを増やしたいという想いがあります。
村林さんがアトリエ秋葉原に初めて来た人に挙手してもらったところ、大半の人がアトリエ秋葉原に初めてきたとのことで、いつもと違う層の参加者が多いことがわかります。
会は和やかにスタート
名刺交換からスタートして同じテーブルの人たちで助け合うスタイルです。
ハンズオンはPythonのインストールから
初心者向けということでまずはPythonのインストールからスタート。
現状でPythonのバージョンは3.6系と2.7系がありますが、今回は2.7系を利用します。
Pythonの確認
ここからはターミナルでの作業になります。
$ python -v
でPythonのバージョンを確認できます。
Hello World
プログラミングの基本、文字を表示するところから丁寧に解説していきます。
for文
繰り返し処理を行うループ処理です。for文を使っての解説。
for num in range(1, 101): print num
1から100までの数字を表示するプログラムです。
if文
条件分岐処理です。if文を使っての解説。
for num in range(1, 101): if num % 2 == 0: print num
先ほどの1から100までの数字で偶数だけを表示させるプログラムです。
Naoqi(ナオキ)のインストール
Pythonの肩慣らしの後はPepperをPythonから制御するためのpynaoqiのインストールです。
Choregrapheのインストール
Pepperを制御するための開発環境Choregrapheのインストールをします。
手順詳細はこちらをご覧ください。
いよいよPython経由でPepperを制御
pynaoqiのインストールが完了すると、いよいよPython経由でPepperを制御できます。
# -*- coding: utf-8 -*- from naoqi import ALProxy tts = ALProxy("ALTextToSpeech", "192.168.8.92", 9559) tts.say("へいへい!")
たったこれだけのコードでPepperに命令を送れました。
まずはバーチャルロボット(仮想環境)で試します。
いよいよ実機に接続です。
#pepper しゃべったー!やったー!!! pic.twitter.com/iVMwTmI41o
— sugita (@ane45) November 29, 2017
参加者の皆さんもほぼ全員がPythonでPepperを制御することができました。
懇親会で締め
今回は初の取り組みということもあり、懇親会では今後に向けて参加者からのフィードバックを頂きました。
おわりに
今回、Macユーザーの参加者が多かったのですがMacでデフォルトで入っているPythonを利用しようとするとエラーが発生してうまくインストールが出来ないという場面がありましたが、講師やメンターの方々のサポートがありトラブルにも対応できました。
今後もこういった初心者向けのハンズオンを定期的に開催していく予定です、今回参加できなかった人も今後の動きに期待していてください!
それでは!