Pepperが先生を目指す! こどもの日イベントレポート

By | 2019年5月16日

2019年5月5日にアトリエ秋葉原にて子供向けのイベントを行いました。写真とともに振り返ります。

このイベントはアトリエ秋葉原のお客さんの発案で始まったもので、Pepperが先生となり、学校の科目を教えることを目指したものです。Pepperが先生となり授業を進行することができれば、人間の先生はつまづいている児童のフォローに回ることができるかもしれない、という狙いで先生にも子供にも役立つものを目指しました。

上部の写真でスピーチをしているのは発案者の足利さん。自宅にもPepperがおり、ロボットの教育分野での活用を目指しています。

今回は英語・音楽・算数・情報と全部で4つの授業を行います。

英語の授業の様子です。Pepperは英語の発話が得意なことを活かして、英語で問題を出しつつ、モニターに問題文を出していきます。

各PCの画面には回答の選択肢が表示されており、クイズ形式の単語学習アプリを作成しました。

続いて音楽の授業では、Pepperの体にあるセンサーを触ると音がなるというアプリを利用します。

頭のタッチセンサーにピンクのシールが貼ってあるのが見えるでしょうか?Pepperのセンサー6箇所からドレミファソラシの6音が出るようになっており、その箇所をマークしています。

算数の授業では、Pepperが割り算の基本を教えたところ、割り算を習っていない学年の子も簡単な問題が解けるようになりました。

最後は情報の授業です。講師はキノコが目印の村瀬さんです。

これまで授業を教えてくれたPepperもプログラミングでできていることを知り、更に興味が湧いたようです。

終了後の感想を聞いても「楽しかった」といった声が一番多く、Pepperが授業の先生をするという取り組みは一定の成功を収められたと思います。大人が考えるよりも、子供はロボットが先生であるという役割を自然に受け入れてくれたように感じます。

今後は、より複雑な事について学ぶこと、コンテンツの量をどう担保していくかが課題だと主催の足利さんは話してくれました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。