Pepper App Challenge 向けハッカソン #1 -コンテストに向けアプリを考えて作ってみよう!- を開催しました

By | 2015年9月9日

Pepper App Challenge 2015 Winter に向けたハッカソンの第1回を9月5日(土)に開催しました。

Pepper App Challenge 2015 Winter ハッカソン #1
-コンテストに向けアプリを考えて作ってみよう!-

アトリエ秋葉原が主催するコンテスト向けハッカソンは5回を予定しています。
第1回目となる今回は細かいテーマを設けず、コンテストの基本テーマである「Pepper一般モデルをご購入したエンドユーザー向けの、ご家庭で利用されるアプリ」を前提に参加者の皆さんがアプリを開発されました。

コンテストのテーマに沿ったアプリを考えるため、参加者の自己紹介とアイデア披露を行ったうえでチーム分けを行いました。

また、今回のハッカソンではアイデア検討の時間をいつもよりも長くとり、チーム内でじっくりアプリの構想を練りました。

各チームでアイデアやアプリの構想を練った結果生まれたアプリは4つ。
簡単ではありますが、この4つのアプリをご紹介します。

ハッカソンで生まれたアプリ

エンタメチーム

最初の発表は疲れたお父さんをターゲットとした、お茶の間に笑いを届けるエンターテイメントアプリ「Funny Show!! By Pepper」。
漫才、謎かけをランダムで出し、笑いを演出するというものでした。

デモでは、漫才と謎かけを披露してくれましたが、将来構想としては顔認識機能を使い、個人に応じたネタを提供するようなことも考えているそうです。

インタラクティブチーム

こちらは日本語で話しかけると、Pepperが英語で回答してくれるというアプリです。

詳しい仕組みは上の写真に記されていますが、Pepperの音声をテキストに変換する機能を利用し、そこから外部の対話雑談API、翻訳APIを用いて英文の返答を作成。Pepperに喋らせるという仕組みでした。
また、5回に1回は話しかけた言葉に対応するWikipediaの記述を喋らせる、という工夫も実装されたそうです。

残念ながらすべての機能は実装できず、デモはうまくできませんでしたが、技術的にかなりチャレンジしたアプリでした。

Pepperが英語で返答してくれるだけではご家庭での利用シーンは想定できないかもしれませんが、スマートフォンでも人気の英語教育アプリに発展できる可能性がある点でご家庭での利用も考えられるアプリと言えるかもしれません。

家庭で使える Pepper チーム

チーム名からも分かるように、「家庭で使える」に真面目に取り組んだチームでした。

コンセプトは家庭内の場所、たとえばキッチンやリビング、玄関などでそれぞれ異なる内容をPepperに話させたい、というもの。
デモでは、リビングを想定したテレビ番組案内を行いました。

デモは顔認識でユーザーを特定したうえでPepperから会話をスタートし、ユーザーに合せたテレビ番組を教えてくれる、というもの。
実際にNHKの番組表APIから取得した情報を会話とタブレットの表示で紹介していました。

実用性の高そうなアイデアで今後もぜひ開発を継続してもらいたいアプリです。

子育てチーム

最後に発表したチームは「ゆりかごから小学校まで」と題したアプリをデモしました。

コンセプトは子育て支援。

6歳までの子供に対しては、親が家事のための数分間を作るための見守り機能を考えデモしていました。
機能としては、子供をPepperが認識し、Pepperの視界から外れたら親にアラートを送るというもの。

6歳以上の子供に対しては宿題を行ったかどうかを監督するというものでした。
こちらは将来構想として実際に簡単な計算をさせたり、などを考えられていました。

コンセプト重視でデモはその一端を見せるといった内容でしたが、ご家庭でのニーズは十分ありそうなアイデアです。
この作品も今後の発展が楽しみです。

優勝アプリ

作品発表の後は黒板にマグネットを貼る形で、もっとも素敵なアプリを選ぶ投票を行いました。

投票の結果、僅差で優勝したのは最初に発表したエンタメチームでした。

プレゼンの巧みさとともに、分かりやすいアイデアとデモの完成度の高さが評価されたようです。

初めて知り合った参加者がチームを組みアイデアを形にするハッカソンは発表を終え、無事終了しました。

今回のハッカソンで知り合った参加者がチームを組み、コンテストに応募するアプリの開発を続けてくれることを期待します!

まだまだコンテスト向けイベントは続きます!

コンテストに向けたイベントはまだまだ続きます。

アイデアを既に持っている方も一緒に開発する仲間を探す良い機会です。
ぜひご参加ください。

アイデアソン

ハッカソン

イベント情報は Pepper App Challenge 2015 Winter 特集ページで随時更新しています。

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