Pepper App Challenge 応募ノウハウ

By | 2015年10月20日

Pepper App Challenge 2015 Winter に向けて作品を開発中のあなたへ、アトリエ秋葉原のスタッフが前回のコンテストの経験をふまえた応募のノウハウやTIPSをお伝えします!

決勝進出のために

たくさん応募してみる
Pepper App Challenge の応募ではアプリのデータを登録する必要はなく、アプリの説明文とデモ動画のみで応募が可能です。もちろん、実装できていないアプリをデモ動画で誤魔化して応募することはできませんが、完璧に動作するアプリを作る必要もありません。

完璧なアプリを作り込むのではなく、多くのアイデアをデモできる形まで開発し、たくさん応募するのが決勝進出の確率を上げることになるかもしれません。

実際に、前回のPepper App Challenge では、決勝に進めなかった方と通過できた方で大きな違いが1つありました。
それは作品の応募数です。

決勝進出者 2.12
応募者全体 1.12

上の数字は応募アプリ数の平均値です。

数多くアプリを応募したほうが決勝に選ばれる可能性が上がるのは当然のように思えますが、Pepperのように未知の可能性に富んだプラットフォームでは、1つのアイデアを深く追求するよりは、さまざまな可能性を考え応募してみたほうが良い結果となるようです。

シンプルになろう
Pepper App Challenge に向けて開発されているアプリをアトリエ秋葉原で拝見することが多いのですが、なかにはとても壮大な構想のアプリもあります。

これはアトリエ秋葉原スタッフの独断となりますが、壮大な構想にひきづられてアプリの方向性がブレたり、開発や実装が追いつかないよりは、目的を絞ってシンプルな機能のアプリとしたほうが完成度も高く、他の方にとっても分かりやすいアプリとなるようです。

アプリの内容や開発の目的にもよるでしょうが、一度アプリのアイデアが浮かんだならば、そのアイデアをどこまでシンプルに
できるかを考え、必要ならばアイデアを2つに分けて2つの応募アプリを作るぐらいが良いかもしれません。

チームで開発する
一人でできることには限りがあります。また、複数人で作ることで、一人では気づかなかった課題が見えてくることもあります。得意分野が異なるメンバーとチームで開発することで、アプリのクォリティは間違いなく上がることでしょう。
実際に前回のPepper App Challenge では、決勝に進出した作品の多くがチームで開発されたものでした。
アトリエ秋葉原を活用する
Pepperを持っていない方はもちろんですが、Pepperを持っている方もアトリエ秋葉原の活用をお勧めします。Pepperを持っている場合でもチームで開発するには、場所が必要となります。アトリエ秋葉原ならば、チームで訪れ一緒に開発することができるでしょう。
最近はPepper App Challenge参加者向けの枠も満席となりがちですが、10月末の締め切りに向け、営業日の追加も検討しています。ぜひご利用ください。

デモ動画の撮影

Pepper App Challengeへの応募にはデモ動画は必要です。しかし、多くの方にとって、デモ動画の撮影や編集はあまり経験のないことでしょう。ここでは、デモ動画撮影のポイントについてご紹介します。

ポイントを絞り、過剰な修飾は避ける。
デモ動画では、応募時の説明文に記されたコンセプトや機能が実装されているかを確認するそうです。したがって、何ができているのか、がしっかり伝わる動画である必要があります。タブレットを使って操作するならば、タブレットに表示されている内容も見えるようにしないといけません。
編集はなるべく行わない
動画の編集は思ったよりも時間がかかる作業です。なるべく編集作業が不要な構成を考えて撮影しましょう。時間をかけてテロップを入れるならば、スケッチブックに説明文を記して撮影してしまったほうが早いかもしれません。
権利に注意する
デモ動画は一般的に外部には公開されないものではありますが、それでも第三者の権利には注意が必要です。
アニメや漫画の画像をタブレットに表示したり、権利者がある音声や音楽を使ったデモは審査に良くない影響を与える可能性があります。

また、権利者がある音楽を使った場合、YouTube側が自動で「権利上の問題がある」と判断して動画が公開できなくなる可能性があります。

ギリギリに応募しよう、と思っている方へ

Pepper App Challenge の締め切りは10月31日 21:00。締め切り間際に応募しよう、と思っている方も多いと思いますが、ギリギリの応募は意外とリスクがあります。
せっかく開発したアプリが無駄にならないように、早めに応募をお勧めします。

TIPS!
Pepper App Challengeでは、一度応募したアプリの取り消しができます。
一度応募したアプリの開発を続け、より良い形となったならば、同じ作品名、メールアドレスでもう一度応募し、備考欄に「xx日に応募したアプリのバージョンアップ版なのでこちらを審査して欲しい」と記せばOKです。
気軽にどんどん応募してみましょう。
間に合わない!
単純に締め切りまで間に合わない、ということが意外とあります。いざ動画を撮ろうとしたら、うまく動かない、などトラブルは多数考えられます。
開発できない!
ギリギリになってPepperの調子が悪くなってしまった。アトリエ秋葉原も満席で利用できない。そんなトラブルも前回コンテストではあったようです。とくに締め切り近くになるとアトリエ秋葉原はかなり混雑します。
動画の準備ができない!
動画のアップロードやアップロードから再生できるようになるまでは、意外と時間がかかります。特に締め切り直前のアトリエ秋葉原では多くの方が動画をアップロードしようとするため、回線が遅くなってしまうこともあります。
応募ページが重い!
締め切り間際に多くの方がアクセスする応募ページは、いつもよりも動作が重くなってしまう場合があります。想像以上に応募フォームの記入に時間がかかってしまい、応募できなかった、などということがないように早めに応募しておきましょう。

以上、前回のPepper App Challenge を踏まえた、アトリエ秋葉原スタッフのノウハウを共有させてもらいました。
いろいろ記しましたが、最大のポイントは「早めに応募する」です。

皆さんがスムーズに素敵なアプリを応募することを一助となれば幸いです。

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