今回で3回目となるラズパイ女子会。
2017/12/19にPepeprアトリエ秋葉原で開催しました。
今回は温度センサとPepper連動をしてIoT要素を入れたハンズオンです。
【ラズパイ女子会】Raspberry Pi初心者向け! 温度センサ x Pepper
今回のゴールは「温度センサを使ってPepperと仲良くなる」
毎回違ったゴール設定がありますが、 今回は最終的にPepperを動かすところまでやります。
今回やることはこんな感じです。
- フルカラーLEDを使ってLぴか
- 温度センサを使う
- PepperとRaspberry Piをつなげる
- ラズパイとPepperと仲良くなった気持ちになる
手順を追っていきます。
起動方法から丁寧に説明
今回は初めてラズパイを触る人が半分以上で、起動方法から説明になります。
講師は前回ハンズオン同様に吉村 圭一郎さん。丁寧に説明していきます。
基本的に扱うブラッドボードや抵抗器、LEDなどの解説をしていきます。
プログラミングで言うところの始める前のエディタなど開発環境を整える段階に近いですね。
はじめてのLぴか
LEDをチカチカさせるHello World的なポジションの処理をLチカと呼びますが、 この会ではLチカではなくLぴかと呼ぶそうです。
まずは配線から始めていきます。
今回はフルカラーLEDを使うので通常のLEDよりは少し複雑ですね。
次はプログラムをPythonで記述していきます。
いよいよ実行です。フルカラーLEDでカラフルな色を出せることに参加者の皆さんテンションが上がっていました!
温度センサを使う
次のステップは温度センサです。
今回利用するのはこちらのセンサです。
配線は割とシンプルです。フルカラーLEDよりも線が少ないです。
次にプログラムですが、ライブラリをDLして扱います。
フルカラーLEDと温度センサを連動して、温度に連動してLEDの色が変わるプログラムを実行します。
温度によってLEDが変わるかの確認で参加者のみんなで温度センサを仰いで冷ましていました笑
ここまでで電子工作っぽいことをやることが出来ました。
PepperとRaspberry Piをつなげる
ここからはIoT要素が出てきます。
温度センサで取得した温度と湿度の情報をPepperに話させます。
この辺から、Pepperたちが続々と起動し始めます。
Pepper側には今回向けに講師陣が作ったアプリがインストールされています。
このアプリではWebSocket経由でラズパイから命令を送ってPepperをしゃべらせたり、動かしたり出来ます。
ラズパイ側では温度センサの値をPepperに送信するプログラムを記述して確認します。
ネットワーク経由の処理はつまずくことが多いのですが、今回はみんな無事に接続出来ていました。
↑動画です。
自分が書いたプログラムでPepperがしゃべるとテンション上がりますね。
ChoregrapheでPepperアプリにも触れる
最後にPepperアプリ開発で利用するSDKのChoregraphe(コレグラフ)を使ってPepperアプリも作ってみます。
ここからはPepper側の講師として安井 博行さんにバトンタッチです。
WebSocketでイベントを受け取ってPepperの挙動を変えるPepperアプリの解説をしていきます。
Pepperサンプルアプリをダウンロードし、Choregrapheへpmlファイルをインポートします。
サンプルアプリではWebsSocket経由で受信したイベントに応じて様々な反応してくれる楽しいアプリです。
- セリフを話す
- 動きながらセリフを話す
- タブレットに画像を表示
- 目の色を変える
- ピアノのドレミファソラシドの音を出す
- モーション(動き)をつける
最後はPepperアプリを担当する人、ラズパイ側で命令を送信する人に別れてチーム作業です。
Pepperにオリジナルのアニメーションなどを追加し、ラズパイ側から制御することが出来ました。
↑動画です。
今回Pepperがドレミファソラシドの音を出すことができるように、予め講師側でセットアップしてもらっていましたが、これを使って演奏を行うチームもありました。
まとめ
このように終始柔らかい雰囲気で会も無事に終了しました。
今回はRaspberry Pi、Python、フルカラーLED、温度センサ、Choregraphe、Pepperなど参加者にとっては初めての体験となる要素が多かったと思います。
その中でも全員最後まで無事にたどり着けて講師陣の準備の良さが際立っていました。
このようなハンズオンを定期的に開催していますので、イベント情報を是非チェックして下さい!
またよろしくお願いします。