Monthly Archives: 3月 2018

今回は温度センサとPepperを連動させたラズパイハンズオン!

今回で3回目となるラズパイ女子会。

2017/12/19にPepeprアトリエ秋葉原で開催しました。

今回は温度センサとPepper連動をしてIoT要素を入れたハンズオンです。

【ラズパイ女子会】Raspberry Pi初心者向け! 温度センサ x Pepper

今回のゴールは「温度センサを使ってPepperと仲良くなる」

毎回違ったゴール設定がありますが、 今回は最終的にPepperを動かすところまでやります。

 

今回やることはこんな感じです。

  • フルカラーLEDを使ってLぴか
  • 温度センサを使う
  • PepperとRaspberry Piをつなげる
  • ラズパイとPepperと仲良くなった気持ちになる

手順を追っていきます。

起動方法から丁寧に説明

今回は初めてラズパイを触る人が半分以上で、起動方法から説明になります。

講師は前回ハンズオン同様に吉村 圭一郎さん。丁寧に説明していきます。

基本的に扱うブラッドボードや抵抗器、LEDなどの解説をしていきます。

プログラミングで言うところの始める前のエディタなど開発環境を整える段階に近いですね。

はじめてのLぴか

LEDをチカチカさせるHello World的なポジションの処理をLチカと呼びますが、 この会ではLチカではなくLぴかと呼ぶそうです。

まずは配線から始めていきます。
今回はフルカラーLEDを使うので通常のLEDよりは少し複雑ですね。

次はプログラムをPythonで記述していきます。

いよいよ実行です。フルカラーLEDでカラフルな色を出せることに参加者の皆さんテンションが上がっていました!

温度センサを使う

次のステップは温度センサです。

今回利用するのはこちらのセンサです。

 

配線は割とシンプルです。フルカラーLEDよりも線が少ないです。

 

次にプログラムですが、ライブラリをDLして扱います。

https://github.com/szazo/DHT11_Python

フルカラーLEDと温度センサを連動して、温度に連動してLEDの色が変わるプログラムを実行します。

温度によってLEDが変わるかの確認で参加者のみんなで温度センサを仰いで冷ましていました笑

ここまでで電子工作っぽいことをやることが出来ました。

PepperとRaspberry Piをつなげる

ここからはIoT要素が出てきます。

温度センサで取得した温度と湿度の情報をPepperに話させます。

この辺から、Pepperたちが続々と起動し始めます。

Pepper側には今回向けに講師陣が作ったアプリがインストールされています。

このアプリではWebSocket経由でラズパイから命令を送ってPepperをしゃべらせたり、動かしたり出来ます。

ラズパイ側では温度センサの値をPepperに送信するプログラムを記述して確認します。

ネットワーク経由の処理はつまずくことが多いのですが、今回はみんな無事に接続出来ていました。

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↑動画です。

自分が書いたプログラムでPepperがしゃべるとテンション上がりますね。

ChoregrapheでPepperアプリにも触れる

最後にPepperアプリ開発で利用するSDKのChoregraphe(コレグラフ)を使ってPepperアプリも作ってみます。

ここからはPepper側の講師として安井 博行さんにバトンタッチです。

WebSocketでイベントを受け取ってPepperの挙動を変えるPepperアプリの解説をしていきます。

  • 資料はこちらでご覧いただけます。
  • サンプルアプリはこちらからダウンロードできます。

Pepperサンプルアプリをダウンロードし、Choregrapheへpmlファイルをインポートします。

サンプルアプリではWebsSocket経由で受信したイベントに応じて様々な反応してくれる楽しいアプリです。

  • セリフを話す
  • 動きながらセリフを話す
  • タブレットに画像を表示
  • 目の色を変える
  • ピアノのドレミファソラシドの音を出す
  • モーション(動き)をつける

最後はPepperアプリを担当する人、ラズパイ側で命令を送信する人に別れてチーム作業です。

Pepperにオリジナルのアニメーションなどを追加し、ラズパイ側から制御することが出来ました。

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↑動画です。

今回Pepperがドレミファソラシドの音を出すことができるように、予め講師側でセットアップしてもらっていましたが、これを使って演奏を行うチームもありました。

まとめ

このように終始柔らかい雰囲気で会も無事に終了しました。

今回はRaspberry Pi、Python、フルカラーLED、温度センサ、Choregraphe、Pepperなど参加者にとっては初めての体験となる要素が多かったと思います。

その中でも全員最後まで無事にたどり着けて講師陣の準備の良さが際立っていました。

 

このようなハンズオンを定期的に開催していますので、イベント情報を是非チェックして下さい!

またよろしくお願いします。

ラズパイ女子会 connpassページ
ラズパイ女子会 facebookグループ

PepperでPythonに入門するPython入門ハンズオンレポート

今回はPepperアトリエ秋葉原で2017/11/29に開催されたPython初心者向けハンズオン with Pepperのレポートです。

今回の講師はPythonエンジニア養成読本の共著執筆や、PythonによるWebスクレイピングの技術監修を行なっていてPython界隈で活躍されている嶋田健志さんが担当してくれました。

ソフトバンクロボティクスの村林圭子さんからオープニング挨拶

今回は機械学習やロボティクス文脈で話題のPythonをフックにPepperに触れるディベロッパーを増やしたいという想いがあります。

村林さんがアトリエ秋葉原に初めて来た人に挙手してもらったところ、大半の人がアトリエ秋葉原に初めてきたとのことで、いつもと違う層の参加者が多いことがわかります。

会は和やかにスタート

 

名刺交換からスタートして同じテーブルの人たちで助け合うスタイルです。

ハンズオンはPythonのインストールから

初心者向けということでまずはPythonのインストールからスタート。

現状でPythonのバージョンは3.6系と2.7系がありますが、今回は2.7系を利用します。

Pythonの確認

ここからはターミナルでの作業になります。

$ python -v

でPythonのバージョンを確認できます。

Hello World

 

プログラミングの基本、文字を表示するところから丁寧に解説していきます。

for文

繰り返し処理を行うループ処理です。for文を使っての解説。

for num in range(1, 101):
print num

1から100までの数字を表示するプログラムです。

if文

条件分岐処理です。if文を使っての解説。

 

for num in range(1, 101):
if num % 2 == 0:
print num

先ほどの1から100までの数字で偶数だけを表示させるプログラムです。

Naoqi(ナオキ)のインストール

Pythonの肩慣らしの後はPepperをPythonから制御するためのpynaoqiのインストールです。

pynaoqiのインストールガイド

Choregrapheのインストール

Pepperを制御するための開発環境Choregrapheのインストールをします。

 

手順詳細はこちらをご覧ください。

いよいよPython経由でPepperを制御

pynaoqiのインストールが完了すると、いよいよPython経由でPepperを制御できます。

# -*- coding: utf-8 -*-

from naoqi import ALProxy

tts = ALProxy("ALTextToSpeech", "192.168.8.92", 9559)
tts.say("へいへい!")

たったこれだけのコードでPepperに命令を送れました。

まずはバーチャルロボット(仮想環境)で試します。

いよいよ実機に接続です。

参加者の皆さんもほぼ全員がPythonでPepperを制御することができました。

懇親会で締め

今回は初の取り組みということもあり、懇親会では今後に向けて参加者からのフィードバックを頂きました。

おわりに

今回、Macユーザーの参加者が多かったのですがMacでデフォルトで入っているPythonを利用しようとするとエラーが発生してうまくインストールが出来ないという場面がありましたが、講師やメンターの方々のサポートがありトラブルにも対応できました。

今後もこういった初心者向けのハンズオンを定期的に開催していく予定です、今回参加できなかった人も今後の動きに期待していてください!

それでは!

国内初かも(?)ラズパイ女子会を開催しました!

国内初かもしれないラズパイ女子会をPepperアトリエ秋葉原にて2017/9/17に開催しました。

すでに爆速レポート(なんとイベント終了後数分)がロボスタさんに上がっていますのでこちらも合わせて見て下さい。

ラズパイ女子会! Raspberry Pi 初心者向けのハンズオンに潜入してきました!

当日のツイートまとめはこちらです。

人感センサならぬPepper感センサを作ってみよう

  • https://connpass.com/event/65209/

ラズパイ初心者向けの女子限定ハンズオンイベントです。
ラズパイや女子会というキーワードをもとに名古屋から参加して下さった方もいました!

ラズパイ好きな女子と繋がりたい!

津川さやかさん(写真右)と村林圭子さん(写真左)によるオープニングでスタートです。今回の回は主催の津川さんと村林さんが ラズパイ好きな女子と繋がりたいと思ったことがきっかけとのことです。

  • ラズパイってよく聞くけど実態が分からない
  • ラズパイを始めてみたいけどきっかけがない
  • 電子工作やIoTを少し触ってみたけど周りに質問できる人がいない
  • 女子だけでわいわいしたい

そういったモチベーションで開催まで至ったそうです。

メンターのけーいちろうさんによるハンズオンスタート

本編は5つのステップでラズパイを触っていくハンズオンでした。

  • Step1: LEDの点灯
  • Step2: LEDの点滅
  • Step3: スイッチと組み合わせたLチカ
  • Step4: 距離センサーを使う
  • Step5: 距離センサーに反応があったらLEDが点灯

メンターの吉村圭一郎さんはラズパイを昔からよく触っているそうで、今回のハンズオンのサポートも快く引き受けて下さいました。

 

ハンズオンでは事前にOSイメージを書き込んだSDカードを配布する形で、 地獄のようなセットアップはすっ飛ばして楽しいところから体験させるという主催の津川さんが辛い思いをした経験が生かされた構成になっていました。

LEDが動いたときの感激

最初のステップではLEDを点灯させるプログラムです。
始めて触るLEDやブレッドボード、抵抗にテンションが上がる参加者たち。

第2ステップではLチカ(LEDをチカチカ点滅させること)をして電子工作の世界にハローワールドです。

初めてのセンサーに戸惑いつつもテンションが上がる

後半はいよいよセンサーの扱いを学んでいきます。

今回利用したのはこちらの距離測定センサーです。

他にも距離センサーは色々なものがありますが、比較的安価で細かい値も取れて優秀です。

センサーの脚(線)が7つもあるセンサーなので配線に苦戦しつつもメンターのサポートや参加者同士で教えあいながら全員無事に距離センサーを使うことができました。

最終ステップではセンサーに反応があったらLEDが光るプログラムに挑戦です。
完成した時はみんな手をかざして反応を見て盛り上がりました。

今回利用したプログラミング言語のPythonやプログラミング自体がほぼ初心者という人もいましたが参加者全員が最後のステップまで到達できて、参加者の満足度も高い会になりました。

いよいよPepper感

最終ステップで作ったプログラムをPepperで試してみます。

Pepperの操作に難航しましたが……笑

無事にPepperの動きに反応してLEDが点灯しました!

応用すればPepperとRaspberry Piを組み合わせたアプリケーションも作っていけそうですね。

最後はみんなで集合写真&懇親会!

全員最後までいけたということで、最後はラズパイを各自がもって記念撮影!

そして、お待ちかね懇親会です。

参加者みんなラズパイはほぼ始めてということだったので、同じレベル感でスタートできて最後までいけたということで懇親会も話しやすい雰囲気で終始盛り上がりました。

みなさん、お疲れ様でした!

 

次回は10/17(火)にもくもく会!

今後の展開ですが、毎月開催を目標にしていくそうです。次回は2017/10/17(火)にもくもく会を実施します。

 

Facebookグループもできましたので興味のある方は是非ご参加下さい。

今後の活動にも期待ですね。