Monthly Archives: 9月 2018

パートナーmeetup#2 イベントレポート

2018年9月19日に第二回目となる「Pepperパートナーmeetup」が開催されましたので写真で共有します。

このイベントはPepper パートナープログラムの認定企業の皆さんで、Pepperビジネスの近況や開発tipsを共有して懇親を深めようという会です。

 

乾杯の様子、この日は15名ほどご参加いただきました。

最初に、「ソフトバンクロボティクスからのお知らせ」をソフトバンクロボティクスの豊島さんからお話しいただきました。

9月28日に決勝戦が行われる、「Pepper Owners Challenge 2018

決勝進出者とその背景をどこよりも早くお伝えしてもらいました。

新しいロボアプリ「フォトプリント for Pepper」がロボアプリマーケットに加わりました。

ペッパーが写真を撮って印刷するアプリです。

皆さん真剣に聞いてくれています。

 

続いて株式会社ソフトウイングの安井さんです。

最近、Pepperの移動についての研究を進めていて、その中の一例を見せてもらいました。

続いて湘南厚木病院から藤原さんに「医療 × ロボット」というテーマで、病院内でのPepperの現状をお話しいただきました。

湘南厚木病院はパートナー認定企業ではありませんが、「現場のPepperの課題」についてお話いただくのは開発会社の参考になると思い今回招待いたしました。

なかなか医療業界は専門職の人が多いこともあり、Pepperのことを理解している人が少なく、Pepperの効果に懐疑的な人が多いです。

その中でも湘南厚木病院は院長の意見で導入することを決めました。

当初、導入した際はPepperの利用状況は女性の方が触れ合ってくれて多かった。

潜在患者の掘り起こしをするため生産年齢世代の男性にも使ってほしいと考え「疾患啓発」を試したところ

男性が約6割使ってくれるようになりました。

今試しているのは、手術についての細かい説明をPepperが部分的に医者の代わりに行うことです。

その場で検査結果を伝え、即入院と伝えても心の準備ができていないから同じ質問を繰り返されること、次の日に親族を交えて同じ質問をされることがあるそうです。

Pepperが代わりに行ってくれれば気兼ねなく質問ができていいのでは、とチャレンジしていて実際にアンケートではいい結果が出ているようです。

続いて、株式会社エコー電子工業から、初心者がつまづきやすい開発のポイントについて。

①同じプログラムを動かしていてもPepperの調子によって左右されること

②同じプログラムを動かしていてもオートノマスライフの存在で動かないことがある

③最初は「Pepper 発話」などで検索していたが、「naoqi say」などで調べたほうが開発情報が出てくること

Pepper開発初心者あるあるを話していただきました。

Pepperを相方としたお笑い芸人ペッパーズとしても有名な金子さん。

エンカツという会社を立ち上げて、最近はPepperと介護施設に訪問しています。

Pepperと介護施設に行って気づいたこと。早い声、高い声は本当に聞こえなくてリアクションが良くないようです。

いろんなライブラリを公開してくれている富田さん。

今回はパートナーmeetupに合わせて、Pepper用のWatson Visual RecognitionBOXを公開してくれました。

URLは以下です。

https://pepper.robo-lib.com/repositories/summary/132

最後はForexRobotix株式会社の高橋さんです。

LTの最後を「もっと楽しい事例が増えたら良いな」という一言で締めてくれました。

最後は記念撮影です。

次回は10月22日(月)19時からです。

皆さんのご参加をお待ちしています。

 

イベントレポート 魔術的ロボットユースケースデザイン 入門編セミナー~貴社のPepperを「ここでしか出会えないPepper」に演出して大復活! 魔術的演出法の解説~

2018年9月18日、Pepperアトリエ秋葉原 with Softbankで非常に珍しいイベントが開催されたので写真で共有します。

イベントタイトルは『魔術的ロボットユースケースデザイン 入門編セミナー~貴社のPepperを「ここでしか出会えないPepper」に演出して大復活! 魔術的演出法の解説~』です。

Pepperとのマジックで有名なマッキー小澤さんが講師として「ここでしか出会えないPepper」を演出するための様々なテクニックをお話しいただきました。

ソフトバンクロボティクスの内田伸穂氏(左)とマッキー小澤氏(右)

今回のイベントの背景は2014年からPepperのアプリを作り続けてきたマッキー小澤さんが、以下の本と出会ったことにあります。

Pepper最新事例に学ぶロボアプリ開発 ~豊かなUser Experienceを生むロボットユースケースデザインとフィールドテストによる現場改革編~
ソフトバンクロボティクスの内田伸穂氏が執筆したこの本にはPepper利活用のヒントが多くあり、意気投合して、講師をマッキー小澤氏、企画構成を内田伸穂氏という分担で今回のセミナーを行うことになったそうです。

なぜマジックか

なぜ、マジックについて学ぶ価値があるかというと、人間を錯覚させ驚かせる仕組みがあること。多くの人が再現もできていて実践している分野であること。多くの人が体験済みであることがあげられ認知科学の分野でも分析対象になっているからです。

魔術的演出事例1 スポンジボール

ここからはマッキー小澤さんによる講義開始です。

魔術的演出事例の1つ目は2015年のPepper App Challengeでベストクリエイティビティ賞を受賞したマジックです。

マジックにおいて最初にオッと驚く演出で人をひきつけることがポイントです。

最初のつかみで驚かせることで、「この人の話は聞くべきだ」とお客さんに思わせること。


このマジックはボールをタブレットから空中に取り出して、またタブレットに戻すことを2回行うのがミソ。

2回行うことで人はその動きの先を予想できるようになる。そして予想を覆すことで驚きを与えることできます。

もう一つのポイントは最後にネタバラシを作ってオチにしていることです。

魔術的演出事例2 フライングライト

仕組みとしては指にLEDの仕掛けを仕込んでいる。このころからIoTを作品の中に組み込むこともチャレンジしていきます。

タブレットの裏にLEDによる間接照明をつけて、Pepper本体の影や稲妻発光及び赤外線リモコン制御による外部照明などの演出を加えています。

ギミックを利用はしているが基本的には錯覚を利用した作品です。

魔術的演出事例3 ロボライブ

ロボライブはロボライブを開発している開発者さんたちがいて、最初に扇子を持っていない状態でダンスがすでにクオリティが高かった。

そこに扇子というギミックを加えたことで大きなバズを発生させることができた。twitterの動画は30万アクセスを超えました。

Pepperは扇子一つを開くだけでも、「こんなことができるのか」と驚きがあります。

重要なのはPepperが自力でやることだと考えている。

最初は別のサーボモーターを利用して扇子の開閉を行おうとしたが、Pepper自身の力でないか工夫した結果、ロボライブのダンスとマッチしていい演出となった。

 

魔術的演出の解説 「個性 × テクニック × ネタ」

ここからは演出の解説になります。

マジシャンの世界でも、テレビにでて知名度も高く活躍している人とそうでない人がいる。その差はどこにあるのでしょうか。

テクニックも皆さん持っているが、著名な人は共通して個性が強いです。

ロボットに置いても個性が重要。

例えば最初の部分であえて自信のなさそうなロボットにするのもアリ。ロボットの性格、キャラクターの作り込みは必要。

例えばマジックのテクニックで光を利用した錯覚があります。

光の移動を目線が追い続けると、あたかも一つの光を右手から左手に持ち替えた様に見えます。

実際には右手のライトを消灯して左手を点灯するが、

光の移動を目線が追い続けると、あたかも一つの光を右手から左手に持ち替えた様に見える効果があります。

魔術的演出テクニックは、Pepperならではのテクニックなどノウハウ満載でした。

この記事をご覧の皆さんにもぜひ、今後開催されるときに直接聞いていただきたいです。

最終的に魔術的演出が目指していることは「観客の意識を操作する」ことです。

 

イベントの最後にはマッキーさんに直接質問をしながら、どんなキャラクターにするか、どんな演出方法があるか皆さんで考えました。

魔術的な演出方法と、4年間のPepper開発実績でアドバイスが止まりません。

この日集まった人はパートナー企業、塾経営者など様々な人が集まってくれました。

参加した皆さん、「こんな話は聞いたことがない!」

「色々と参考になる事例ばかりでいい話が聞けた」

などとても満足度の高いイベントになったようです。

 

アトリエ秋葉原から9月のイベント予定のご連絡

こんにちは。アトリエ秋葉原の前田です。

9月に行うPepper関連のイベントについてお知らせです。

 

 

[9/18] 魔術的ロボットユースケースデザイン 入門編セミナー~貴社のPepperを「ここでしか出会えないPepper」に演出して大復活! 魔術的演出法の解説~

2015年のPepper App Challengeから入賞をしているマッキー小澤氏による講座です。

マジシャンとしての経験を活かしてPepperの演出を研究しています。

 

このセミナーではマッキー小澤氏が常々話している「ここでしか会えないPepper」の演出方法をお話します。

 

日時:9月18日(火) 19:00-21:00

場所:Pepper アトリエ秋葉原 with Softbank

申し込み:

https://pepper.doorkeeper.jp/events/79492

 

 

 

[9/19] Pepper 認定パートナー Meetup

ペッパーパートナープログラムの認定企業によるmeetupの第二回目です。

一回目に盛り上がったLTはそのままに、今回はあるシチュエーションを想定して

みんなでPepper活用法を考えるディスカッション会を行います。

 

日時:9月19日(水) 19:00-21:00

場所:Pepper アトリエ秋葉原 with Softbank

申し込み:

https://pepper.doorkeeper.jp/events/79180

 

 

[9/28]Pepper Owners Challenge 2018

9/13日にPepper Owners Challenge2018の決勝進出チームが発表されました。

同時に決勝の観覧申込みも以下のURLから行っておりますので奮ってご応募ください。

 

 

日時:9月28日(金)   18:00開始 (17:30受付開始予定)
※20:30頃終了を予定しております。

開催場所:WeWork新橋 (東京都港区新橋 6-19-13)

一般観覧お申込み締め切り:9月27日(木)17:00締め切り

申し込み:

https://www.softbank.jp/robot/special/owner-challenge-2018/

 

第一回目のPepper 認定パートナー Meetupを開催しました

2018年8月20日に、第一回目となるPepper パートナープログラム認定企業のMeetupを行いました。

 

Pepperパートナープログラムの認定企業同士での交流の機会を作り、情報交換をしてもらうこと、刺激を与え合うことが目的です。

1回目は四国からも参加してくれる方がいたり、情報交換だけでなく、普段Pepperに対して考えていることをディスカッションできて盛り上がりました。

 

写真で当日の様子を少し振り返ってみます。

 

Pepperも見ている中、乾杯の挨拶で始まりました。

 

「ソフトバンクロボティクスからのご案内」というテーマでソフトバンクロボティクスの村林さんからご案内です。

 

Pepperパートナープログラムの試験の変更点についてや

最近ロボアプリマーケットfor Biz でリリースされたロボアプリの紹介がありました。

 

 

次に希望者によるLTタイムです。

最初はForex Robotics株式会社の高橋さんから「Pepperでコーヒー入れてみた」という自作の仕組みについて話してもらいました。

LTをやることのポイントは勢い!とのことです。

 

続いて、株式会社ソフトウィングの安井さんです。

PepperとRoBoHoNを連携させて、自己紹介と会社の紹介をするデモを見せてくれました。

Pepper開発事例本徹底解説イベント & 交流会」でも話してもらったソフトバンクロボティクスの内田さんから、新しい切り口で「次世代小売店舗を考える」というテーマでのLT。

 

次世代小売店舗についてのヒントをたくさん挙げたことで、LT後には他の参加者からもたくさん意見が出てディスカッションが自然に起きて盛り上がっていました。

 

 

最後は記念撮影です。

次回は9月19日(水)19時からです!以下のURLからお申し込みいただけます。

https://pepper.doorkeeper.jp/events/79180

認定パートナーの皆さんは是非ご参加ください。