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Pepper Owners Challenge 2018交流会 イベントレポート

2018年12月20日に 「Pepper Owners Challenge 2018 交流会」がアーツ千代田3331にて行われました。写真で振り返ってレポートします。

今回のイベントでは、 Pepper Owners Challenge 2018に応募してくださったオーナー企業の方々と、パートナー企業の方々にご参加いただきました。

乾杯の挨拶に登壇したのは、SoftBank Robotics Europe Senior EVP 坂田 大氏です。

乾杯の後、Pepperの現状や今後の展望について話しました。
その後、コンテンツマーケティング本部 デジタルマーケティング課 課長 松田氏が話しました。

松田氏は Pepper Owners Challenge の責任者だけでなく、Pepper パートナープログラムや、SBRデジタルマーケティングなどマーケティング領域の責任者を兼任しています。オーナー企業にもパートナー企業にも役立つ情報を様々お話ししました。

Pepperパートナープログラムの枠組みとして、多くのイベントの開催やパートナービジネスの露出機会を増やすために、様々な施策を実施してきました。

その中でパートナー企業とオーナー企業の双方が、共に交流を望んでいることが分かってきました。

そこで、共創プラットフォームとして「Pepper Owners Challenge 2018」が開催されました。
コンテストには、100件を超えるアイデアの応募がありました。

現場からでてきた課題を解決していることと、Pepperでの実現可能性、さらにはPepperらしさやPepperである意味を総合して選出された決勝進出作品がこちらの5作品です。聖路加国際病院とエクスウェア社のアイデア作品が優勝しました。

あと少しで入賞という作品も多々ありましたが、その中で際立ったアイデアの紹介もありました。

イベントは参加者の85%が満足と答えており、非常に満足度が高い結果でした。
オーナー企業とパートナー企業の一方的なアイデアではなく、ニーズとシーズを組み合わせることでこういった結果につながったと思われます。第2回の「Pepper Owners Challenge」を企画中ということなので、さらに期待できそうです。

続いて、オーナー企業によるライトニングトークが行われました。1社目は医療法人沖縄徳洲会湘南厚木病院の藤原氏です。
病院での様々なPepperの活用、その試行錯誤と期待について話していただきました。

2社目は学校法人成蹊学園の袴田氏です。
教育現場でいち早い2014年から取り入れていた学校法人として、今見えている課題と、今後の展望を語っていただきました。

最後に株式会社山櫻の戸島様と南氏にお話いただきました。SAKURA TERRACE(サクラテラス)という山櫻のショールームのからのご意見などをお話しいただきました。

続いてレクリエーションタイムです。「Pepperに行って欲しいこと」を実現可能性は気にせず 5分間でたくさん書いたチームが 優勝です。オーナーとパートナーが一緒になってアイデアを書きました。

優勝チームにはレアなPepperグッズが渡されました。

最後は集合写真を撮って終了となりました。

年末年始の休館期間のお知らせ 2018 – 2019

いつもアトリエ秋葉原をご利用いただき、ありがとうございます。

アトリエ秋葉原は以下の期間、休館することをご案内します。

【休館期間】
2018年12月28日(金)- 2019年1月4日(金)

よろしくお願いします。

パートナーmeetup#4を開催しました

12月6日にアトリエ秋葉原にてパートナーmeetupの4回目を行いましたので、写真で振り返っていきます。

今回のテーマは「Pepperロボアプリ提案時のテクニック」です。

時間 項目 発表者
19:05-19:15 SBRからのご案内 ソフトバンクロボティクス
19:15-19:30 LT① システナ:須藤様
19:35-19:50 LT② ソフトバンク:松﨑将大様
19:55-20:10 LT③ SBR:今成光希様
20:15-21:00 懇親

LTでは上記のタイムテーブルで、Pepperの数々の提案をしてきた方々が失敗や成功から学んだことを参加者に共有していただきました。

今日は全員着席で進行していきます。落ち着いた雰囲気。

前回までのmeetupの振り返りです。参加者数、増えてます!満足度、高いです!

12/20(木)にはPepper Owners Challenge 2018の応募してくれたオーナー・デベロッパー向けの交流会を開きます。お申込みはこちらから→ https://pepper.doorkeeper.jp/events/83443

ソフトバンクロボティクスの豊島さんより、ロボアプリマーケットの近況です。

続いて、システナの須藤様より、Pepperビジネスの提案から見えてきたことをお話しいただきました。

足繁く現場のお客様のもとにも足を運び、味方となってもらうこと。

自分で創ることで見えてくる改善点。

他社ではなく自社を選んでもらうための独自性。

これらを成功の秘訣としてまとめてくださいました。

続いて、ソフトバンクのICTエンジニアの松崎様より、提案時のポイントをはなしていただきます。

松崎さまは高専出身ということで、自分でものづくりをすることも趣味だそうです。

Pepperに限らずですが、POCをしても実運用につながらない問題のとき、どう考えているかなど話してもらいました。

最後に、ソフトバンクロボティクス今成氏から「失敗から学ぶロボット提案術」として、様々な案件から得た学びを話していただきました。

Pepperは見た目がキャッチーなので、Pepperを導入することありき、最新技術を使用することありきで話が進むことがあります。ですが、ソリューションから話が始まると、ROIの立証で後々勝負することになります。

まず最初の提案時には”ロボット”や”AI”の話をしないほうがうまくいくことがあります。

ロボットなどの言葉に引っ張られず、まずはビジネス上の問題や悩みを徹底的にヒアリングします。

解決することによる価値を推算します。

その後にはじめて、ロボットを導入するべきか否かを検討に入ります。

※今成氏独自の手法です。

お客様のところに提案する前にブレストで案を考えて持ち込むことはありませんか?

お客様に「自分事」として捉えてもらえないと失敗する確率も高まります。

決定権を持つManagerだけでなく、現場運用をするStaff、実際にPepperを利用するUserと、それぞれに対してのユースケースが存在しています。

それぞれに課題解決となるようなイメージを持ってもらうことが重要です。

システムなどと同様にロボットも、「ロボットではなくサービスに投資している」意識を持った上で、提案のプロセスは上記のように、いくつにも細分化して考えているようです。

※今成氏独自の考えです。

Pepperが価値を発揮できるロボットユースケースは大きく分けて2つになることが多いです。

既存の労働力の置き換え、もしくはロボットだからこそできる機能を発揮すること。

会場でも非常に共感する声が多かった、よくある失敗例の話です!

「お客様からロボアプリを納品した後に修正の要望が多く、対応に工数が割かれてしまう」

→使ってくれていることは間違いないが、使いづらい点があるから要望がくると考えて、何度も何度も修正して使いやすい機能を目指すしかない。

これも頷いている方が多かったですが、「タブレットで良くない?」と聞かれたことはありませんか?

これもかつてはロボットの優位性を説得しようとしていたそうです。

ですが、今では「タブレットで現状行っていない理由」をヒアリングしていくそうです。そうするとお客様の方に、実は「ロボットのほうが話しかけやすいから」「無機質な接客と思われたくない、が自動化したい」などロボットに期待していることが見えてくるそうです。

LTの後はみなさん懇親として話し合いをしました。

今回はLTの内容が濃かったこともあってか、非常に盛り上がっていました。

次回は1月18日(金)を予定しています。

テーマは「対話・会話」です。

皆さんぜひお越しください。